メニュー

実験装置の制作や計測補助にかかわる主な機器紹介

 当社では、実務に必要な実験用治具などの作製や計測補助として、「3Dスキャナー」や「3Dプリンター」、「レーザー加工機」などの機器を活用しています。


3Dスキャナー

3Dスキャナーを使用し、測定対象物の表面を3次元データとして取得します。
これにより、「モノからデータへの変換」や、複雑な形状の寸法測定・品質検査等が行えます。

当社では、計測補助として実物大の実験や小規模の模型実験などで活用しています。


活用実例①】盛土地盤変状の把握

下図は、盛土地盤の越水実験前後の地盤表面をスキャンしたものになります。

下のグラフは、スキャンした画像から盛土地盤中心部の断面形状を数値化してグラフにしたものになります。

このようにスキャンしたデータから各断面形状を数値化し、実験前後の盛土地盤の変状の把握を試みました。


  • 実験前

    :画像1
  • 実験後

    :画像2
  • 実験前後の断面形状

    :画像3
  • 現場写真

    :画像4

活用実例②】コンクリート表面の粗さ評価

3Dスキャナーによって表面データを取得し、コンクリート表面の粗さ評価を行ったものです。

3Dスキャナーによるコンクリートの表面データ


活用実例③】補強土壁の変状を把握

3Dスキャナーによって補強度壁のデータを取得し、擁壁がどれくらいせり出しているかを算出したものです。

3Dスキャナーによる擁壁の正面データ3Dスキャナーによる擁壁の側面データ3Dスキャナーによる擁壁のせり出し角度

      擁壁の正面                   擁壁の側面               擁壁の角度算出

3Dプリンター

3次元データを元に、比較的短期間で高精度な物体を造形することが出来ます。
・平面図では共有しきれないイメージを、立体的に共有可能です。
・設計・開発において、動作の最終確認等によるプロトタイプの作成で、制作過程の大幅な短縮が可能です。
プリンターはMarkforged社のカーボンファイバー3Dプリンターを使用。
従来の樹脂と比べて非常に強度が強く、アルミニウムと同程度の強度と軽量であるのが特徴です。

当社では、実験装置や計測器具の治具や補助部品などの作製に活用しています。

最大造形サイズ:320mm×132 mm×154 mm
繊維材料:カーボンファイバー、グラスファイバー、高耐熱グラスファイバー、ケブラー

3Dプリント用の3次元データ3Dプリンター造形物


活用事例】加速度センサー測定補助機器

  • 3Dモデル図

    活用事例】加速度センサー測定補助機器:画像1
  • 3Dプリンターで実際に作製した機器

    活用事例】加速度センサー測定補助機器:画像2

レーザー加工機

レーザー加工機では、材料の切断によって、形状の切り出しや穴あけなど自由に加工が出来ます。切断以外にも、材料の表面を削り出して文字やイラストを刻印する事が可能です。
レーザーによる加工なので、プレス、剪断、孔開け加工によるバリの発生を抑えられます。このため、後処理の必要が無く綺麗な仕上がりが行えます。

当社では、実験装置や計測器具の治具や補助部品を加工する際に活用しています。

主な用途

・木材、アクリル(透明、半透明を含む)等、樹脂の切断および刻印
・組み上げによる治具の製作
・繊維、皮革の切断および刻印(レーザークラフト等)
・アルマイト処理アルミニウムへの刻印(剥離)
・ガラスへの刻印


  • 作業風景

    :画像1
  • アクリル板の加工状況(切断、型抜き、印字)

    :画像2
  • 発泡スチロールの加工状況(切断、型抜き)

    :画像3

実験装置の制作のお問い合わせについて

  • 実験装置の製作にかかわる機器についてのお問い合わせボタン