堤体コンクリートの劣化・損傷の状態把握 コンクリートダムの堤体コンクリートの劣化・損傷に関する状態把握について、目視観察、非破壊試験、コアボーリングによりコアを採取して試験を行います。 目視観察 目視観察および打音検査により、コンクリート表面のひび割れ、剥離、漏水など劣化・損傷等の位置、大きさを調査し記録します。 非破壊検査 衝撃弾性波法により、コンクリート強度を推定し、ひび割れの深さを測定します。また堤体全体の健全性を把握するために一定の高さごとに弾性波速度を測定し、異常がないか確認します。赤外線サーモグラフィにより堤体コンクリート表面の剥離箇所を検出することができます。 コアボーリング 堤体コンクリートからコアを採取し、強度試験と中性化深さ試験を行います。また強度試験を行う前に、コアの弾性波速度を測定することにより、非破壊検査である衝撃弾性波法の強度推定の精度を上げることができます。 参考画像 <参考> ダム総合点検実施要領・同解説 平成25年10月 国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 ダム、砂防ダムの点検・調査のお問い合わせについて
コンクリートダムの堤体コンクリートの劣化・損傷に関する状態把握について、目視観察、非破壊試験、コアボーリングによりコアを採取して試験を行います。